非特異性腰痛①「椎間板性腰痛」
こんにちは。
寺岡です(・∀・)
今日は以前書いた腰痛の続きで、非特異性腰痛について!
非特異性腰痛というのは
「原因がなんだかよくわからない」腰痛のことを指します。
実際に腰痛患者のうち80%もの方がこの非特異性腰痛という腰痛に分類されていると言われているのです。
つまりほとんどの方の腰痛は原因がわかっていないのだということですね。
ただその非特異性腰痛というのも一般的には主に4つの分類がされています。
①椎間板性腰痛
②椎間関節性腰痛
③仙腸関節性腰痛
④筋・筋膜性腰痛
の4つです。
今回はその①椎間板性腰痛について書きますね。
椎間板性腰痛とは!?
椎間板、というものを聞いたことがありますか?
椎間板というのは、背骨の骨と骨の間にあるゼリーのようなクッション材のことを言います。
↑これが椎間板というものです。
役割としてはクッション材なので、衝撃を和らげてくれます。
骨同士で関節していたら動くたびにカッチャカッチャ言ってしまいますね。
このクッションのおかげで体が守られているのですが、無敵ではないのでこの椎間板にもストレスを与え続けると壊れてしまいます。
壊れると中身が飛び出ます。
それが『ヘルニア』というものですね。
飛び出た破片を言うのではなく、飛び出ることを『ヘルニア』といいます。
その飛び出てしまったものが神経を圧迫してしまうなどで脚に痺れが出てしまうなどするのが『腰部椎間板ヘルニア』と言うものですね。
ただヘルニアにならなくてもストレスが与え続けられると痛みが出てしまいます。
それが椎間板性腰痛と呼ばれるものです。
背骨をよく見てください。
背骨って真っ直ぐではないんですよね。
横から見るとS字状のカーブを描いています。
そして腰の部分は前に出ています。
背中は丸いが腰は反っているということです。
これが正常の状態。
ということは、腰を曲げる動作、たとえば前屈でもいいですし、座った姿勢で背中を丸めるとどうでしょう。
腰も丸くなります。
その姿勢というのは、その背骨の間にある椎間板を押し潰してしまっていることになります。
なので、その姿勢を続けているとだんだん腰が辛くなり、、、
こうやって腰を伸ばすわけです。
ストレスを解放するから楽なんですね。
ただもちろんこれが全てではないです。
座っている時の痛みだから椎間板が原因という安易な考えでもないので、まだ他にも原因として考えられるのがありますが、まずは今回は
『椎間板性腰痛』
について知っていただけると幸いです。
ちなみに治療としてはマッサージだけでなく鍼治療などがお勧めです。
なかなか治らない腰痛に対しては当院では豊富な自費のメニューもありますので、ぜひご相談ください^ ^